【第九章】かっしーの恋愛奮闘記〜メキシコ編 後編〜

【第九章】かっしーの恋愛奮闘記〜メキシコ編 後編〜

【第八章】かっしーの恋愛奮闘記~メキシコ編 前編~

の続き。

 

映画デート当日。

映画館が併設されているモール(日本でいうイオンみたいなところ)で合流しました。

いつも大学内でしか会ってないので、ゆるい格好のクリスのイメージがありましたが、ちゃんとデートっぽい服装で来てくれて、超ときめいたのを今でも覚えています笑

映画の時間の前に2人でデパートをうろうろしたのですが、すれ違う人すれ違う人、振り返っていたのは日本人の僕が珍しいのではなく、クリスが綺麗だったからだと思います。

いや、美女と野獣のコンビだったからか笑

 

メキシコって映画がめちゃくちゃ安かったです。

1人300円くらいで見れました!

問題は、英語翻訳、スペイン語字幕ってとこですが笑

「ヘンゼルとグレーテル」はアクションがメインの映画だったので、そんな状態でも9割、理解できました笑

 

ただ、これがめちゃくちゃグロいw

血は出るわ、肉片が飛び散るわで、流石の僕も画面から目をそらすことがしばしば汗

しかし、そんなシーンでもクリスは笑っていました。

ちょっと怖かった笑

ただ、彼女は医学部だったので、そういうのも平気だったのでしょう。

映画を見終わり、もっと一緒にいたかったものの、僕は次の日の授業の準備、クリスは宿題をしなければならず解散となりました。

 

それからも、月水金のランチの時間は続きました。

この時間があるから毎日頑張れるそんな日々。

しかし、時間は過ぎていきます。

 

2月。

バレンタインデーが近づいてきました。

 

日本では、バレンタインといれば女性から男性にチョコをプレゼントするのが一般的ですが、

メキシコでは、男性が女性にバラをプレゼントするのが一般的なようで、バレンタインデー近くの日にはバラ屋さんが大学にまでバラを売りにきていました。

 

もちろん、このタイミングで僕もクリスに何かプレゼントしようと思いました。

ただ、ここで普通にバラをプレゼントしても、そこらへんのメキシカンガイズと差がない。

メキシコ人との差別化、そして日本人の良さ、、、

繊細かつ、器用な、ものづくり、、、

そうだ!

僕は思いつきました。

日本から持ち込んでいた材料と、メキシコの雑貨屋で足りないもの買い出しをし、クソ忙しい中、製作時間なんと10時間!

完成したのがこちら!

 

 

折り紙でバラを折ったのです!

このバラ一輪作るのに一時間くらいかかりました笑

そして、バレンタインデーにプレゼントしました。

 

ええ、死ぬほど調子のってますね、僕w

とはいえ、とても喜んでもらえました!

 

そして、2月も後半に入っていきます。

あと一週間で日本に帰らないければならないタイミング。

いい人止まりの人生に終止符を打つべく、メキシコに来た僕。

 

クリスに僕の思いを伝えました。

 

そして、クリスから返ってきた言葉は

 

クリス「You are really nice person…」

 

翻訳「あなたは、ほんとにいい人よ。」

 

 

まさか、地球の裏側でも「いい人」止まり(爆)

日本の女が僕の魅力に気づいてないのではなく、そもそも僕が悪いのだということに気付かされた、そんな思い出になりました。

 

帰りの飛行機で少し放心状態になりながらも、自分の悪い部分を改めて見つめな直そうと、涙を流しながら日本に帰国していきました(爆)

 

さらばメキシコ、さらばクリス、

僕は日本で頑張ります!!!!

 

かっしーの恋愛奮闘記〜メキシコ編〜 完

そして、日本へ。

 

次回、乞うご期待!

 

↓続き

【第十章】かっしーの恋愛奮闘記〜恋愛成就編〜